どうも、さつきです。
最近、Twitterで日経平均が3万円を超えたので値下りするだろうと空売りした結果、大損しているのを見ました。
買いが行き過ぎれば売られると言うのは想像しやすいですが、必ずしもその通りにならないのが投資です。
そこで今回はギャンブラーの誤謬から主観によって確立を誤って見積もってしまう現状を考えて行きたいと思います。
ギャンブラーの誤謬
ギャンブラーの誤謬とは、特定のことが起きる確率を、自分の主観や感覚で勝手に高く見積もってしまうことを指します。
これはつまり、導き出される確率が決まっているにも関わらず、本来の確率よりも高い確率を人は期待してしまうことです。
例えば、日本通信(9424)チャートを例にとって考えてみます。
日本通信の株価は値上がりを続けています。
この場合、「直感的に値上がりが続いているから次は値下りするかもしれない」と予測できます。
しかし、株価は日々売買が行われており、前日の価格だけで決定されるわけではありません。値上がりが続くか、反動で値下りするかは、どちらも取り得る可能性です。
このため、値上がりが続いているから値下がることは論理的な根拠にはなり得ません。
しかしながら、多くの投資家はこれを錯覚してしまいます。
これがギャンブラーの誤謬です。
ギャンブラーの誤謬を対策するには?
ギャンブラーの誤謬に対する対策方法は確率を客観的に判断することです。
主観的に物事を見ていると、認知バイアスがかかり、比較的最近の現象を強く意識するようになります。すると、最近の現象ほど起こりやすいと誤解してしまいます。
そこで対策は下記について自問自答することです。
- 起こっている現象は独立した事象なのか。それとも因果関係にあるのか
- 無限に繰り返した時、その現象の確率は収束するのか
- 統計的に証明可能なのか
これはつまり、時間軸を広げ、試行回数を増やすことにより、目の前にある現象から離れて、客観的に判断すると言うことです。
まとめ
ギャンブラーの誤謬について考えて見ました。
底値で買って高値で売ろうとすると陥る罠で、さつきは何度も痛い目にあった現象です。注意して下さい。
この他にも、ブームの心理学。群集心理・ハーディングについても解説しているので、よければこちらも見て下さい。
それでは