なぜ人は高値掴みをしてしまうのか。群衆倫理・ハーディングに学ぶブームの心理学

どうも、さつきです。

投資でトレードをしている人に良くあるのが、高値掴みからの株価下落による損失です。

さつきも順張りトレードをしていた時には、何度も合っていて、その度に損失を出しています。一般的な投資の本では損切りルールを徹底して損失を少なくすることが書かれていますが、最初から高値掴みを減らせれば、そちらの方が良いと思います。

そこで今回は、ブームの心理学であるハーディングから高値掴みを避ける方法について考察していきたいと思います。

ハーディング

ハーディングという言葉を初めて聞くかと思います。
この言葉は、一人ではなく、群れをなしたい私たちの心理がもたらす現状であり、群集心理と呼ばれるものです。

例えば、30頭の羊の群れが、道をとぼとぼと歩いているとします。
すると、群れはY字の二つに別れる道に来ました。

おもむろに一頭の羊が道を右に進み始めました。
すると、一頭が後を追って付いていきます。それにつられて一匹、また一匹と付いて行きます。

そして羊の群れが、最初の一頭の後に続いて右の道を進んで行くようになりました。

このように、一頭で左の道に行くのではなく、大勢が進んだ右を進んむようになる現象がハーディングです。
なぜこのような現象が発生するのかというと、これは大勢と一緒に行動することで大きな安心感を持つことができるからです。

ハーディングによる高値掴みの心理

みんながやっていることに気持ちが囚われると、気付かないうちに他の大勢の動きに巻き込まれてしまいます。人は群れをなすことで安心感を持つためです。

最近ではビットコインが値上がりしており、大きな注目を得ています。
ビットコインは値動きが大きく、短期間で大きな利益を出せる可能性があります。お金を手に入れている人は仮想通貨・ビットコインを買っている。みんな持っているから欲しいというのは、群集心理の表れと言えます。

高値づかみを避ける方法

ハーディングの問題点は、ブームに流されて合理的な判断を下せなくなる事です。

そこで考えられる対策は以下の内容を自問自答することです。

  1. 自分は本当にこれが欲しいのだろうか?
  2. 他に欲しいと考えている人はどれくらいいるだろうか?
  3. これを手にする事で得られるメリットは何だろうか?

これはつまり、自分が欲しい理由を客観的に見るということです。
群集心理なのか。それとも自身の欲求なのか。
欲しい理由を第三者の目線で見ることが大切です。

まとめ

群集心理・ハーディングから高値掴みをしてしまう心理について考えてみました。

私たち人間は進化の過程で、密接な集団生活を続けてきました。その結果、人間誰しもが群れたがる心理を持っています。
これと上手く付き合うことが、高値掴みを避けるために必要となってきます。

と言うわけで、さつきはビットコインは買っていません。
最近のトレンド的に、ハーディングの傾向が見えているからです。

さつきが保有している株式については運用報告で紹介しているので、気になる方はそちらを見てみて下さい。

それでは

最新情報をチェックしよう!