どうも、さつきです。
「サブスク」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
サブスクはサブスクリプションの略称です。
サブスクというと「毎月一定額を課金することでサービスを得るもの」でしょうか。
答えはNoです。
“製品主体”の時代から”顧客”の時代に移り変わり、多くの企業が倒れ、そして生まれています。
今後、会社が生き残れるかどうかは、サブスクに対応できるかどうかと言っても過言ではない状況になりつつあります。
そこで今回は、サブスクがどんなものなのか解説しよう思います。
ちなみに、さつきはサブスク関連株を保有していますよ。
サブスクリプションが分かると、投資すべき会社が分かります。
投資で利益を上げたい人は必見です。
「製品」の時代
過去120年の経済は「物を作って売る」製品経済(プロダクト・エコノミー)と呼ばれる時代でした。
企業は資産(資本)を使って製品を設計・製造・販売する商売をしてきました。
そのビジネスは、「商品に価格を付けて売る」ことによる儲けでした。
大量生産・大量消費のビジネスであり、製品をいかに安い価格で作り、それを高い価格で、より多く売ることが出来るかが会社の利益に直結します。
そのため、①生産ラインを効率化すること、②原価を下げること、③沢山生産して顧客に届けることが、企業の競争力が重要視されていました。
しかし、多くの企業は分かっていなかったのです。
流通チェーンの末端にいて、企業が売るものを消費する存在。
そう、顧客のこと蔑ろにいていることを……
そして、そこに気づいた時代の革新者たちが、ビジネスモデルの根本を破壊しようとしていることに
時代の革新者たちは背後に迫っていたのです
「顧客」と共生する時代を作り上げるサブスクリプション
これまでの収益モデルは、製品を購入して永続的に所有権を得る「買い切り」モデルでした。
購入後、一定期間の保証やサービスを受けることができますが、基本的には企業と顧客の関係はそこで終わります。
そのため、故障したり、新品が出たら買い替えることの繰り返しでした。
しかし、この買い替えのタイミングは顧客の状況に大きく左右され、不況や増税などによる外的要因によって製品が売れなくなります。
現代はモノが溢れ、大量生産・大量消費のビジネスモデルでは商品が売れない時代となりました。
しかし、サブスクリプションは違います。
契約期間のみ製品を使用できるサービスです。
サブスクリプションの特徴は以下の通りです。
- 必要なときに、必要な分だけ使う
- 不要になったら契約を終了する
- 常に最新の製品を利用できる
これはつまり、顧客は製品の「所有」を「利用」に変えることで、より合理的に恩恵を享受できるサービスということです。
そして、最大のメリットは顧客だけでなく、企業にも恩恵があることです。
一般的に、顧客の恩恵と企業の利益は背反の関係にあります。
しかし、サブスクリプションは消費者と企業の長期的な関係を構築することが出来るため、企業には継続的な顧客数の確保による安定した収益を生み出せるメリットがあります。
DX(デジタルトランスフォーメーション)がサブスクを加速
サブスクリプションが急速に拡大している背景にはインターネットの普及によるデジタル化があります。
インターネットはあらゆる産業で導入され、ネットワークに繋がらない分野はありません。近年はIoTによるモノとモノによるオンライン通信も急速に広がっており、クラウドやビックデータによるデータの活用が更に進んでいます。
このようなIT関係のビジネスはサブスクリプションと相性が非常によく、様々な企業がサブスクを採用しています。
例えば、これまで企業は業務に使用する高額なサーバーを購入し、企業内に設置する「オンプレミス型」を採用していました。
古くなったり、保存容量が足りなくなれば新規購入・増設を行うため、そのための専門技術者やコストが負担となっていました。
しかし、サブスクリプションでクラウド(オンラインサーバー)を契約すると、この問題を解決できます。
サーバー保守・管理は、サブスクリプションを提供する企業が行うため、自社で購入・管理する必要がありません。また、容量が足りなくなれば追加契約で解決することができます。
この結果、人件費やサーバー代の削減が可能となり、企業内に設置するオンプレミス型よりもサブスクリプションの方がコストを安く抑えることが出来ます。
実際、多くの企業がサブスクリプションによるサーバー契約を行っており、契約数が増加しています。
ちなみに、これを行っているクラウド最大手の企業サービスはAmazonのAWSです。
国内では提携パートナーがサーバー導入、運用を行っており、その一つがサーバーワークス(4434)がです。
サーバーワークスはAWS導入の注目企業です。
昨年はコロナショック中でも株価が上昇してダブルバーガーを達成しました。
特に最近ではDX(デジタルトランスフォーメーション)が国策として出されており、大きな注目を集めています。
今後の普及、拡大が予想できます。
さつきが保有しているライトアップ(6580)のDX関連株です。
中小企業のIT化(DX化)を進めている会社です。
続々と企業提携を発表しており、凄い勢いで事業を拡大しています。
まとめ
サブスクリプションの概要と拡大している背景について解説してきました。
サブスクリプションは顧客と企業を長期的に繋ぎ、双方にメリットを与える新しいビジネスモデルです。
まさに「やらない理由は無い」と言えるビジネスですが、それ故に現在のビジネスから転換が出来ない会社は淘汰される可能性を秘めています。
投資する際は、サブスクに対応できる会社かどうかは非常に重要なポイントになるので注意が必要です。
それでは