生産活動の基調判断ができる工業指数の概要:鉱工業(生産計、出荷計、在庫計)

生産動向の先行き動向が分かる統計資料をまとめました。生産活動によって産出された製品の出荷動向を総合的に表すことにより、鉱工業製品に対する需要動向が変わるため、製造業の業績を予想するのに必要なデータになります。

工業指数の概要

出所:2021年6月の鉱工業(生産・出荷・在庫)指数の動向(確報)

  • 生産は、前月比6.5%の上昇であった。 業種別にみると、自動車工業、生産用機械工業、化学工業(除.無機・有機化学工業)等が上昇し、輸送機械工業(除.自動車工業)、窯業・土石製品工業が低下した。
  • 出荷は、前月比4.8%の上昇であった。 業種別にみると、自動車工業、鉄鋼・非鉄金属工業、生産用機械工業等が上昇し、輸送機械工業(除.自動車工業)、電子部品・デバイス工業が低下した。
  • 在庫は、前月比2.1%の上昇であった。 業種別にみると、自動車工業、電子部品・デバイス工業、汎用・業務用機械工業等が上昇し、鉄鋼・非鉄金属工業、石油・石炭製品工業、窯業・土石製品工業等が低下した。
  • 確報と速報を比べると、生産、出荷は上方修正、在庫は下方修正、在庫率は変わらずであった。生産の上方修正は医薬品、半導体製造装置等による。

※付加価値額生産(2015=100.0)

鉱工業

鉄鋼業

非鉄金属工業

金属製品工業

生産用機械工業

汎用・業務用機械工業

業務用機械工業

電子部品・デバイス工業

電気・情報通信機械工業

情報通信機械工業

輸送機械工業

輸送機械工業(除.自動車工業)

窯業・土石製品工業

化学工業

無機・有機化学工業

プラスチック製品工業

パルプ・紙・紙加工品工業

食料品・たばこ工業

繊維工業

木材・木製品工業

ゴム製品工業

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